【こんなはずじゃ？】メタルメナの身投げは必要なかった？【さよなら銀河鉄道999】

メタルメナは999号から身を投げだす必要はなかった？

「この999号のどこかに機械エネルギーが働いているらしいわ」

これを聞いてしまったメタルメナさんは、そっと人知れず列車から身を投げていきました。

ただ思うんです。
本当にメタルメナは身投げする必要があったのでしょうか？

わたしは無かったんじゃないかなって思っている。

たかだかちっぽけな機械化人が1人。
999号に大きな影響があるとも思えない。

メタルメナが空気読んで列車から飛び去ったとき、実はもう一人、極めて強い機械化人が999号には乗っていたよね。

原因はたぶんコイツ
↓

というか間違いなく原因はコイツ。

鉄郎が必死に燃料機関へ石炭（？）をくべているのをじっと見つめる黒騎士ファウスト。

機械化帝国の大幹部。
その機械エネルギーもメタルメナの比ではないはず。

・機械エネルギー比較
黒騎士ファウスト＞＞＞＞＞メタルメナ

きっとこんな感じ。

ファウストさえ999号に来ていなければ、なんとなーく丸くおさまったのかも知れない。
そんなことをいつも思ってしまいます。

メタルメナはなんかいけ好かないやつだったけど、でもなんというか、とても惜しいキャラだったなーってずっと思っているので、その話を少しさせてください。

惜しいメタルメナさん。さよなら銀河鉄道999のキーパーソンの一人、、になるはずだった？

作中のメタルメナの扱い。
ちょっと勿体なかったように思う。

メタルメナはなかなかいいキャラしているよね。
わたしは好き。

会うなり無礼な口をきくメタルメナさん。

なんかいいビーム持っているメタルメナさん。

鉄郎に排水をひっかけるメタルメナさん。

メーテルの体を狙ったり、なかなかアクロバティックに動いてくれたけど、ちょっと扱いが残念だったなーって思ったりもしています。

メタルメナのポジションは、たぶん「成長キャラ」。

2時間映画で必要なもの。
それは劇中で大きな変化を伴うキャラクター。

前作では主人公の鉄郎がそのすべてを担っていました。

だけど前作と違い、鉄郎はもう成長している。
機械化人との戦いを心に決めて、気持ちの揺れもない。

このまま映画にしても、起伏の少ない、単に戦いばかりの平坦な話になってしまう。

そこで映画中の成長なり変化なりを一手に担うはずだったキャラがメタルメナ。（の、はず）

こういう構想だったんじゃないかなメタルメナ

メタルメナの扱い。
たぶん構想でも、最初は劇中どおり機械の体万歳キャラ。

だけど惑星大アンドロメダまでの道中で鉄郎とふれあい、少しずつ機械化帝国に疑問を持ち、最後には鉄郎に共感して去っていく、、

前作の鉄郎が少しずつ機械の体に疑問を持つようになったのと同様に。

前作を見ていなくても物語について行けるように、視聴者に寄り添ってくれるキャラ。

きっとそんな感じだったはずなのだけど、そこは2時間映画のかなしいところ。

主人公以外でそこまで細やかに描写するのは困難だったみたい。

なので終盤でのメタルメナの行動がとても唐突に感じてしまった人も多いと思う。

わたしもかなり唐突に感じました。

鉄郎に命の炎カプセルをを見せつけられたタイミングでメタルメナの態度が急変。
突然物分かりいいキャラになって最後には身を犠牲にして999号を去っていきました。

もちろん機械化帝国が生身の人間の命によって支えられていたなんてショックな出来事。
だけど、ここから急に鉄郎と友達感だして距離感縮めるのがすごく唐突な感じがする。

わたしは映画の素人。
素人は、無責任に何とでも言える。

実際はきっと、2時間映画ではこれが限界だったのでしょう。

だけど可能であれば、メタルメナの心の変化を細やかに描いて欲しかった。

メタルメナをレリューズ（原作）のポジションに

鉄郎の過去への旅。
その同伴者をメタルメナにしてあげて欲しかった。

原作のレリューズのように。

きっと、生身の体の鉄郎を小馬鹿にしつつも、実際の悲劇を見せられて、少しずつ心の変化が起きてしまう。
それで物語終盤の、鉄郎たちの味方になっていくシーンにつながっていく。

もしかしたら制作側もそんな感じでシナリオを考えていたんじゃないかな。
だけどたぶん、それをするとあと15分は映画が長くなってしまう。

でも、長くなってもやってほしかった。
前作に引けを取らない名作として残ったんじゃないかな。

時間が気になるならば、メーテルの体を狙っている設定の方をカットするとか。
もうちょっとこう、なんとかして欲しかったな。

ちなみに、原作にもメタルメナは出てくる。だけど全然別人。

原作にもメタルメナは出てくるよね。
原作のメタルメナさんはちょっと困ったキャラだけど、こっちもすき。笑

わたしは映画を先、原作漫画は後で見たのだけど、全然違う人やー！って思った。笑
だけど、これはこれで味のあるいいキャラ♪

銀河鉄道999のリメイクってまずないけど、こういう妄想を膨らませてからもう一度見るのも面白いよね。

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※参照
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